辞めるなら身代わりを探すように言われたコンビニのアルバイト

これは私がコンビニのレジのアルバイトをしていた時の話です。私がこのアルバイトをすることになったのは、友達に紹介されたことがきっかけでした。友達はどうしても他にやりたいバイトがあったらしくて、自分が辞める代わりを務めてくれる人を探していたのです。

このとき私は「自分の代わりの人まで探すなんて偉いな~」と思っていました。それが不審だなんて、ちっとも気づきませんでした。その頃私は大学生で手ごろなアルバイトを探しているところでした。友達も困っていたようだし、代わりに私が働くことにしたのです。面接はほとんど面接というよりもバイトの打ちあわせと言う感じでした。最初から特に質問などもされずに、「明日からすぐにこれますか?」とだけ聞かれました。このときに怪しいと気づいていれば良かったのです。

私含めてバイトに採用されたのは3人でした。急に人が辞めたと言っていて、丁度楽にバイト先を探せたなとラッキーくらいにしか思っていませんでした。本当にあの時の自分は考えなしだったと思います。こうやって怪しい感じの面接試験を経て、晴れてこのコンビニで働き始めたのです。このコンビニの賃金は良かったです。しかし、その分働く時間が本当に長くて、バイトにしては結構こき使われました。しかも先に雇われているおばさんの従業員が本当に性格が悪くて驚きました。後に入ってきた私たちに面倒な仕事はすべて押し付けて、オバサン同士が自由気ままに裏でしゃべっていたりするのです。ちょっと信じられませんでした。 段々このアルバイトが嫌になってきて、一緒に入った同期のアルバイトの子たちと文句を言うことも増えました。そしてその中の一人が「このアルバイトのせいで、体重が3キロも減った」と言いだして、ストレスで悩んでいることを打ち明けました。実は私も食欲が無くなって体重が落ちていました。度重なるストレスと労働時間のせいです。もうこのアルバイトの質の悪さが嫌になって、ここではやって行けないと思ったのです。こうして私たちは音をあげて店長にアルバイトを辞めたいと言いにいったのでした。

さすがに3人一度に辞めるのはどうかと思いました。しかし、3人ともできる限り早くやめたくて堪らなかったのです。実は仲間を置いては辞めにくいと思って、8か月も頑張って働きました。でももう限界が来ていたのです。全員が全員、「先に辞めなよ」とは言えなくて、結局3人一緒にやめることを言いに行きました。そしてそのことを店長に話したのに、なんとやめさせてくれなかったのです。

「辞めさせてください」という私たちに対して、店長は「だったら代わりの人を紹介してね」と言いました。私たちは唖然としました。どういっても代わりに雇う人を連れて来なかったら辞めさせられないと言うのです。そんなこと許されるのかと腹が立ちました。この件で口論になりましたが、店長は全然動じません。私たちは途方にくれて、辞めさせてもらうために新たな犠牲者を探し始めたのでした。

二人は誰か友達を紹介したらしいです。でも私はこの仕事を紹介してきた友達に裏切られたのを知って、少し傷つきました。だからこそ、友達を売るのは無理だと思いました。ですから店長に「明日から来ません」と伝えました。顔色を窺っているだけじゃ、前に進まないと思って強制的にバイトを辞めたのです。ついでに給料が入らなければ労働組合に訴えることも話しました。そしたら苦虫をかみつぶしたような顔で、了承されて辞めることができました。

辞める時に自分の代わりになるアルバイトを自分で探さないといけないなんていう決まりはありません。そこまでする義理はないのです。こういうときははっきりと意志を伝えて、辞める姿勢が大事です。辞めたいからと言って人を巻き添えにするのはダメだと思います。友達の信用にも関わるので、こういうときは、はっきりきっぱり辞めると意思表示することが大事です。それからトラブルに合わないために、友達が紹介するアルバイトにも気をつけましょう。紹介されたら友達に辞める経緯などを詳しく聞きましょう。そうじゃないと私みたいに問題のあるアルバイト先を選んでしまうことになるかもしれません。