配慮が足りない自分のせいでトラブルに

私はお惣菜屋のアルバイトをしていました。仕事がうまくいかなくて実家のほうに帰ってきました。でも実家は結構な田舎で、なかなか仕事がなかったのです。仕事が見つかるまでのつなぎとして、このお惣菜屋さんで働くようになりました。最初はすごくいい職場だと思いました。他に働いていたおばさんたちも朗らかで優しくて、私によくしてくれていました。そのまま謙虚にしていれば良かったのです。しかし、私はその優しさに甘えてちょっと調子に乗っていました。優しいから大丈夫だなんて思って勘違いしたのです。

一人の従業員の家の話になったときに、その人のプライべートの話にどんどん踏み込んでしまいました。どうやら子供さんが引きこもっているらしくて、その人のことを根掘り葉掘り聞いてしまったのです。そしてその話をうっかり別の人に漏らしてしまいました。そのせいで、話が広まってみんなが陰でその話題をするようになったのです。こうして居心地の悪くなった従業員がやめて行きました。まさかそうなるとは私も思っていませんでした。

さすがに自分が口を滑らしたせいなだけに罪悪感がすごかったです。なんであのときに話してしまったんだろうと自分の口の軽さに落ち込みました。若気の至りで全然分かっていませんでした。人には踏み込んではいけないことがあるし、ほかの人に漏らしてはいけないことがあります。それが分からなかったのです。口を滑らしてしまった私のせいで、きっとその人は傷ついたし、辛かったと思うのです。年齢も年齢なので仕事がすぐに見つかったとは思えません。胸が痛んだし、一言でもできるなら謝りたかったです。本当に自分の至らなさに落ち込みました。

こうして私は自分のしたことを悔やんで、「仕事を辞めたい」と相談したのです。この仕事を始めて半年後のことでした。正直に言いますと、人を一人退職させた原因を作ったことだけが、やめる動機ではありません。やめる同機は他にもあり、あの一件以来信用を無くしたのです。それまでは内緒話などの輪に入れてもらっていました。でも口が軽い私の噂を知ったほかの職員さんは内緒話を私の前でしなくなりました。ちょっと話していても私が近づくとやめてしまいます。別にいじめというわけではないのですが、それが寂しくて仲間に入れてもらっていないのを感じました。自業自得のことであり、私があのような大事なことを人に漏らさなかったら、こんなことにはなっていません。でも辛くて、この仕事を続けていけなくなったのです。まるで責められているような気持ちになりました。

私は衝動のままに店長に「辞めたい」ことを打ち明けたのです。そしたら店長がそのことを了承してくれて、アルバイトをやめることになりました。ただこの後にトラブルがありました。私が辞めると聞くとほかの従業員さんたちが口々に「え?今やめるの?」というのです。その時は妊娠して仕事を休んでいる人に加えて、私が原因を作って辞めていった人がいて人出不足でした。その時期に辞められると非常に困ったようでした。私はそういう気もまわらなくなっていて、そんな大変なときにアルバイトをやめると言ってしまったのです。このせいで、一緒に働いている従業員とトラブルになりました。何人かに囲まれて、責められたことは今も覚えています。本当に怖くて、どうしたらいいのか分からなくなりました。

結局その騒動は店長が何とかおさめてくれて、辞めさせてもらいました。でも今でもその一連の出来事が自分の中でわだかまりとして残っています。このアルバイトをしているときは、本当に配慮のかける行為ばっかりしていたと思います。仕事をする上で人間関係はすごく大事。アルバイトも同じなのです。私は自分のことばっかり考えて、周りへの配慮がなかったです。人に広まってはまずいことを話してしまったり、、辞める時に配慮がなかったりなど、問題行動が目立ちました。人の痛みをしっかりと分かり行動して、辞め時をしっかりと見極めることが大事だと思いました。辞める時にトラブルに合わないためには相手への思いやりや配慮を忘れないでください。